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ギャザリングは、全国のチャレンジ・プロデューサーや、コーディネーターが年4回集まり、コーディネーター研修、経営者を招いての勉強会、、有識者を招いての事業プランのブラッシュアップなど、地域での活動をより加速させるための場となっています。また、毎年3月には、300人規模のイベントを同時開催し、全国規模でのネットワーク作りの場ともなっています。
これまで実施してきたギャザリングの様子をご紹介します。

 
岐阜ギャザリング(2006年1月19日〜21日開催)
2005年度は、5月に東京で、9月に福岡県飯塚市で、11月に大阪で、2006年1月に岐阜でギャザリングを行いました。
●研修の目的
事業のブラッシュアップ、
地域リソースと若者をつなぐコーディネートの方法を学ぶ。
●地域で開催するメリット
全国から集まったモデル団体から、地域の産業・経済などについての客観的なアドバイスを得られる。研修中に開催するモデル団体交流会に、地域の人々が参加することによって、自分の地域を見直すよい機会となっている。

【1日目】
 ●
2005年度モデル団体NPO法人G−netの、インターン受け入れ先企業への訪問。
 ● 訪問した企業での発見・気付きを岐阜の市民を招いたイベント「ギフ★コレ」にて
   プレゼンテーション。

■個性的!岐阜の地場産企業!

岐阜の地元企業訪問では、G−netのインターン受け入れ先、または、付き合いのある企業へ訪問した。岐阜のモデルCP、G−netは、岐阜の地元でがんばっている、特に地場産業の現場に若者をインターンシップとして送り込むことで、地域に若者のパワーを活かそうと活動している。今回訪問した企業は、岐阜の特産「関の刃物」を扱う企業、伝統的なうちわを製作する商店、廃棄物処理を扱う企業、ノベルティーを作る老舗会社など、個性を放つ6社。岐阜の企業の面白さを県外の人がどう受け取り、表現していくのが一つの狙いでもあった。

参加者はグループにわかれ、長良川近くの古い町並みの中をタクシーでかけぬけてそれぞれの企業へと赴いた。一つのグループは、「水うちわ」という、岐阜の伝統的なうちわを製作している住井商店へむかった。小さな作業場に6人がすし詰めで座り、作業をするうちわ職人の住井さんからお話をうかがった。「地域と伝統工芸の結びつきについてどう考えていますか」との質問に、「生活と密接に結びついているんです。長良川とこの町とがあるからうちわも生まれました」と話した。伝統工芸品を普段の生活に取り入れることについて話さ、深い地域との結びつきを参加者たちも感じていた。

■「ギフ★コレ」

ヒアリングを終え、研修施設につくやいなや2時間という短時間で発表の準備をし、初日のメインイベント「ギフ★コレ」が始まった。会場となったホールには研修の参加者50人を含む、G−netのインターン受け入れ企業、学生、地域の方々など100人近くが集まった。

G−net代表秋元さんの挨拶の後、企業訪問をした6グループの発表があった。
産業廃棄物の回収と処理をしている企業を訪れたグループは、集めた廃棄物の回収と、リサイクルの過程を見学させてもらった内容を発表。「産廃業者というと、イメージが悪いかもしれないですね。でも、私たちは環境の最先端を走っていると思います。この仕事を誇りに思っています」と企業の方の想いを代弁すると共に、地域外から来た者だからからこその、新鮮な視点から、岐阜の地場産企業の面白さをプレゼンテーションした。

「ギフ★コレ」の後半は、飛騨古川でのまちづくりを20年余りにわたって行ってきた、村坂有造さんと柴田駿一さんによる講演が行われた。国土交通省で認定されている観光カリスマ百選にも選ばれている村坂さんは、「町に住む一人一人が当事者意識をもって、町に関われるよう心がけてきた」と語る。村坂さんと、柴田さんは、約20年前、ある女優を主人公に、飛騨古川を舞台とした映画作りを行ったのだが、このときの映画撮影の主体となって動いたのは、飛騨古川の一般の人々。地元のよさを再発見し、仲間意識を強めるきっかけとなったことを話された。また、そのときのメンバーは、現在、行政や企業での中核となる人物になっており、映画作りの経験から今でも町づくりについて話合える仲間である、という。研修に参加している人々にとっても、よきモデルとなる二人の話しに、イベント終了後も多くの人が質問をするために列を作った。

 
【2日目】
 ● 事業ブラッシュアップのための、ワークショップ
 ● インターンシップを通し、成長した学生・若者のストーリーをプレゼンテーション
■ワークショップ

岐阜ギャザリング2日目は、1日まるまる会議室を使ったプログラムだ。
午前中は2005年10月から12月の期間に開かれた地域フォーラムについて、成果の共有や振り返りをするセッション。午後はCPとしてどんな打ち手を打ってきたか、また、どんなことが成功や失敗の要因となっているかを分析するセッションなどを開いた。
特に、午後のセッションのキーワードは「加速度」。地域で活動をしている中で、ある打ち手を次々と打ち続けていると、あるとき不意にドライブがかかることがある。逆に、急にブレーキがかかることもあるだろう。ドライブがかかっているとはどういうことか、ブレーキになったのは何が原因か、そういったことをこれまでの動きを振り返りながら整理し、より意識しながら地域で仕掛けを打っていこうというセッションだ。


■チャレコミ・アワード

日中はこうした内容をインテンシブにこなすワークショップが行われたが、晩のセッションは打って変わった雰囲気。ぎらぎら光る真っ赤なジャケットに身を包んで登場したETIC.佐野の快調な司会進行により、「チャレコミアワード」の予選が開かれた。チャレコミアワードとは、06年3月18日に開催されるチャレコミフォーラムにおいて本番を迎えるもので、チャレコミの活動の中で目立った活動をしたインターン生や、貴重な力になってくれた受け入れ先の企業にいる人物を表彰しようというものだ。

これまで、CP(コミュニティプロデューサー)たちには、ギャザリングの中で何度も「グッドプラクティス」を発表してもらったり、活動の成果を発信してもらうためのプログラムを組んできていたが、なぜかいまひとつ迫力が出なかった。しかし、今回チャレコミアワードという形で、インターン生やインターン受け入れ先の人物といった具体的な人に焦点を当てることで、とても生き生きとした発表内容になった。

各CPから一押しの人物をアワードにノミネートし、それぞれ短い持ち時間の中で精一杯アピールする。ユーモアを交えた発表に会場には笑いや応援の声が飛び交う。そして、どこの地域でも、やり方はそれぞれだが、少しずつ着実に人が育っているという感触を共有する。チャレコミアワードの2時間は、エンターテインメント的な要素をたっぷりと含みながらも、チャレコミに参加するCPが、それぞれの地域で、人を動かし、影響を与え始めている、そんな予感に満ちた時間となった。

21時半過ぎにプログラムは終了したが、中には、その後も別室に移って議論するメンバーも。もちろん、飲み会を開いているメンバーもいて、夜中遅くまで続いた。

 

【3日目】
 ● 外部協力者を招き、各団体の事業についてブラッシュアップするミーティング

■強化ミーティング

さて、3日目の午後。今回のギャザリングの中でももっとも重要といえるCP強化ミーティングだ。コメンテイターとして、チャレコミにおけるCPの審査員でもあり数々のアドバイスと叱咤激励をいただいているIIHOE代表川北秀人氏をはじめ、SOHO@しずおか インキュベーションマネージャー 小出宗昭氏株式会社フランチャイズアドバンテージ代表取締役社長
田嶋雅美氏、経済産業省地域経済産業グループの安藤保彦氏らに同席いただき、各CPが10分間でプレゼンテーションをするというものだ。

各CP、それぞれ緊張した面持ちでプレゼンテーションに臨み、中には厳しいコメントをもらったCPもいたが、逆に、これまでは厳しい注文を受け続けていたCPの中には「これならいけるかもね」とプラスの評価を受けたところもあった。それにしても、このコメンテイター陣の皆さんから繰り出されるアドバイスやコメントは、短い言葉にして実に適確。CPの気持ちにもしっかり刺さったと思われる。

強化ミーティングは20時に終了、これで3日間の怒涛のようなプログラムをこなしてギャザリングは完了した。今回印象的だったのは、今年度中盤にいろいろ苦悩を抱えていたように見えたCPもいた中で、今回のギャザリングには、みな晴れ晴れとした、そして、少し落ち着いたような表情をしている人が多かったこと。何か突き抜けた感じがあった。
今回のギャザリングを糧に、次回CPたちが顔をあわせるのは3月18日のチャレコミフォーラム。久々に、東京にCPたちがやってくる。

 
「企業訪問」
取り組む事業の面白さを語る、岐阜の経営者。
 
「企業訪問」
伝統的なうちわを作る「住井商店」。作業場で話しを聞かせていただいた。
「ギフ★コレ」
参加した地元の方からは、「こんなに面白い企業が岐阜にもあったんだ」と、声がもれる。ちなみに、このプレゼンテーション、準備時間、わずか2時間!
 
「ギフ★コレ」
観光カリスマにも選ばれている村坂有造氏と、飛騨古川観光協会の柴田氏による講演。20年前の話しも、色鮮やかによみがえり、会場からは終始、笑いや驚きの声が起こった。
「事業ブラッシュアップ・ワークショップ」
アドバイザーを招き、参加者の事業プランについてするどい指摘を入れながらのブラッシュアップが行われた。
 
「チャレコミ・アワード」
自分の地域で大きく成長したインターン生の物語について、プレゼンテーションを繰り広げる。
 
「強化ミーティング」
経済産業省の職員、フランチャイズを専門とする企業の経営者などがアドバイザーとして参加。

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