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トップページ > 人材育成レポート > 人を活かす会社でのインターン(岐阜)
地域での長期実践型インターンシップに参加し成長した学生の
事例をご紹介します。
本気でインターン生を受け入れたら、本当に人をいかせる会社に変わった
「大学生活で最も達成感を味わったのは、インターンだった」というごく普通の学生は、「人と人が真剣に向き合う」ことの大切さを、ベンチャー企業の社長に気づかせた。その結果、この企業は、学生の間で「人を育てる会社」として知られるようになり、企業としての新たな強みを獲得した。

打ち合わせに同席するインターン中の山本君


新しいインターン生が活躍する土壌がある。
 

●Eコマースで起業する夢に近づくため、長期インターンシップに挑戦

当時大学3年生だった山本くんは、岐阜でWebマーケティングを手がけるベンチャー企業である、有限会社ゴッタライドでの長期インターンシップへの挑戦を決める。 Eコマースにも起業にも興味はあったが、HP制作方法も知らず、行動が足りない自分に気づいた頃だ。

「経営者って、実際にはどんな人なんだろう?自分とどんな違いがあるのだろう?」そう思いながら、簡単なコピーライティングや画像制作・HP更新方法などを学んでいく。ところが、3ヵ月後山本くんにとって、予期せぬことが起きた。


●受け入れ企業も本気で学生に向かい合う


それまで、ゴッタライドの吉田社長は「僕だったらこんな風にするんだけどな。」と山本くんに提案することがあった。しかし山本くんは吉田社長がヒントをくれたことに、なかなか気づけなかった。吉田社長も、そこまで言わずとも分かるだろうと、より明確なヒントは与えなかったのだ。

しかし、3ヵ月後の面談時、山本くんは吉田社長に「君はチャンスを失くしているんだよ。」と言われ驚く。「そんなことがあったんですか!」と答える山本くんに、今度は吉田社長が驚く。

そこで、ただ仕事を依頼するだけでなく、人として真剣に向き合い、丁寧に伝える大切さに気付いた吉田社長は、毎週社長ランチを行うなど、山本くんに対して時間を生み出す。また、山本くんも「このインターンを全力でやり切ろう。」と決意する。

●別人のように変わった吉田社長と山本くん

吉田社長は制作のプロが集まる職人集団を、人材をすぐに戦力化できる会社に変えたいと考えていた。山本くんとの出会いで、「察する」ことに慣れない人の生かし方を知り、正社員の生かし方にも役立ったと話す。一方山本くんは「いいものを作っているのに、売るのが下手」な志摩山本真珠を応援するという目標に向かい、当初6ヶ月の予定だったインターンを9ヶ月に延長し、スポンジが水を吸収するように成長した。学生、受け入れ企業、コーディネート団体の、三者が本気になったからこそ生まれた変化だ。

プロジェクトの概要
●プロジェクト 簡単なコピーライティングを含む、Web企画・制作・運営
●業務 5ー7社程度のECサイトの企画・制作・運営 (社長が営業をし、インターン生と社員でそれらに関して、Webの企画・制作・運営をする。全ての人が、作業分担別に担当する。)
具体的には、コピーライティング、画像制作、SEO((Search Engine Optimization)対策、その他ネット上の集客に関する業務。
●成果 小規模で、提供するサービスに際立つ特徴はない会社だったが、「インターンをちゃんと育ててくれる会社」という特徴が、新たに生まれつつある。
インターン生自身が、察する(相手を慮る、一つ上のレイヤーから物事を捉える)ことができるようになり、また「決めたことは必ずやる」という彼自身の長所がより際立ってきて、腹をくくれる人になってきた。

  受け入れ団体情報
●会社名:有限会社 ゴッタライド
●代表取締役 吉田 真
●従業員:3名
●事業内容: Webマーケティングノウハウ・ツールの提供。
●URL:http://www.gotta-ride.com/index.htm
 

●インターン受け入れ動機

「岐阜の若者にアクセスするなら、G-net」と考えた吉田社長は、2004年よりコーディネーター団体であるG-netと交流を持ち、互いに面白い存在だと感じていた。連携すれば、さらに面白いことができそうだ、とインターン受け入れに踏み切る。

現在は、「インターン生を受け入れることでインターン生と共に、人材をすぐ戦力化できる会社の仕組みづくりを行っている。」と話す。

●インターン後の変化や次のチャレンジ

吉田社長は、山本くんとの出会いを通じ、本気で向かい合うからこそ、互いに期待に答えられないなら「やめさせる覚悟」も必要だと考え始めた。もともとインターン生への期待はあったが、マニュアル作成や研修など、インターン生を受け入れるために、さらにコストをかけるようになった。全国的な長期インターンのロールモデルになることも意識する。


  インターン生の紹介

●名前:山本慎也
●大学名:中部大学4年生(当時)
●インターン期間:9ヶ月間

 

●このプロジェクトを選んだ理由

山本くんは親戚の志摩山本真珠をEコマースの面から手伝いたいと考え、HP制作技術と経営者の姿勢の両方を学べる場所を探していた。そのため、このインターンへ参加すれば、山本くんはより目標に具体的に近づけるというメリットがあった。

●インターン後の変化や次のチャレンジ

2007年の起業を目指し、インターンでは未経験だった営業を企業で経験しながら、土日に志摩山本真珠のWeb制作を行う。1年経った現在も時々、卒業したゴッタライドへ顔を出し、両者はいい関係を持ち続ける。

(取材・執筆 吉野 実岐子)

 
長期実践型インターンシップとは?
若者が3ヶ月以上の長期間、企業の実践的な現場で働くこと。
 
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 この事例のコーディネーター
 
 
 
 
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