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トップページ > 人材育成レポート > 地域に情熱を注ぐ経営者の元でのインターン(奈良)
地域での長期実践型インターンシップに参加し成長した学生の
事例をご紹介します。

経営者の側で仕事に対する姿勢を学ぶと、学生は加速度的に成長する。
様々な活動を通じて地元に愛着を持った学生が、地域密着型企業で長期インターンシップに挑戦した。自分から相手に関われば、共感と信頼を得て、どんどん人を巻き込めることを経営者の側で体験した学生は、2ヵ月後に派遣されたレストランを3ヶ月で売り上げと客足の増加へと導いた。


笑顔が素敵なスタッフの方々



会社をあげて地域のイベントに積極的に参加

東浦さんがインターンをしたレストラン

 

●マーケティングを使って、愛着のある地元を元気にしたい

東浦さんは、奈良ESSや外国人観光客向けのガイト、小〜高の教員免許取得など、活発に行動してきた学生だ。こうした活動を通じ、生まれ育った奈良の良さに気づき、愛着が持てたという。

生活環境学部で学びながら、より地域という現場を知りたいと考え、地域との情報のパイプ作りや信頼関係を大切にする、地域密着型リフォーム会社であるシステム・ユニオンで、長期インターンシップに挑戦する。

●「自分から動けば、周りは応えてくれる」ことを体験する

東浦さんは、はじめの2ヶ月はシステム・ユニオンで、チラシ作成や配布を行った。はじめは社員との関わり方にとまどいを感じ、自分から社員に話しかけられなかった。 しかし、社員もインターン生への接し方に戸惑っていると気づく。先輩インターン生からのアドバイスも背中を押し、思い切って自分から社員に声をかける。声をかけてみれば、制作物にアドバイスをくれるなど周りはきちんと応えてくれた。

また、2000枚ものチラシをまいても反響がなく、「もうまく場所もないかも」と思うこともあったが、3000枚まいてついに1件反響が来た時、信じて行動し続けてよかったと感じたという。

●舘本社長の仕事に対する姿勢を手本に、派遣先レストランで奮闘する

インターンを始めて2ヵ月後に、東浦さんはシステム・ユニオンの舘本社長が惚れ込んだ、家族経営のイタリアンレストラン「ピアッコリーナ・サイ」に派遣され、会員制度作りやアンケートの実施、チラシの作成などを作った


派遣先レストランの店長夫妻は、常連客がおっ!という料理を出したいと、味の研究を続ける熱心な人達だった。東浦さんは、「舘本社長と同じように、飛び込んでいって熱意や思いをどう見せるか、を私も大切にしたい」と奮闘する。

その結果、味ではなく立地が原因で客数が減少していたレストランは、3ヶ月で売り上げも客数も伸びた。店長も、自分からどんどんお客さんに話し掛け、大勢を招く七夕パーティを企画するなど、より行動的になった。七夕パーティを呼びかけるチラシは、店長の奥さんが作った。「自分が抜けてもいいような仕組みづくりをしたい」と動いた、東浦さんのプランはどんどん形になりつつある。

プロジェクトの概要
●プロジェクト ピアッコリーナ サイ(大阪府JR福島駅近くにあるイタリアンレストラン)の広報・マーケティング運営
●業務 ・ピアッコリーナ・サイ及びシステム・ユニオンの手書きチラシの作成 
・チラシ配り(部数:3000部以上)ー近隣の住宅へポスティング、早朝駅前で配布
・会員制度の作成 登録フォーム作成、会員管理 
●成果 ・インターン生が作成した「店の特徴」「商品の特徴と理由」がはっきり伝わってくるチラシ、顧客リストにもなった会員制度、を通じて、店長が5周年パーティ以外に、七夕パーティを企画し、そこにコアファンだけでなく、多くの人を呼ぼうと動いた。
・インターン生自身が6月(3ヶ月目)に教育実習でインターンを中断する際「自分が抜けてもいいように、仕組みづくりをしたい。」と真剣に悩むほど、全体効率とインターンを通しての自分の役割、何に貢献できるかを考えていた。
・上記のような仕組みを通じて、来客数がふえ、売り上げも順調に伸びている。このことを通じ、派遣もとのシステム・ユニオンも、インターン生が生み出すインパクトの大きさを確信し、インターン受け入れにより積極的になった。

  受け入れ団体情報
●会社名:システム・ユニオン株式会社 
●従業員:役員3名、社員20名
●事業内容: 住宅リフォーム 及び ボイラー事業
●URL:http://www.system-union.co.jp/
 

●インターン受け入れの動機

近年のリフォーム業界に対するイメージの悪化や、市場そのものの飽和を受け、システム・ユニオンはより地域密着型のリフォーム会社に変化しようとしていた。「恵み生活」というフリーペーパーを2005年9月から10万部ずつ発行し、それらの事業にインターン生を活用する。

「インターン生は会社の鏡だ」を合言葉に、インターン生が成長できる環境は、社員も前向きに成長していける環境だと考え、長期インターンシップに挑戦したい学生を積極的に受け入れる。


  インターン生の紹介
●名前:東浦有希子
●大学名:奈良女子大学4回生
●インターン期間:2006年2月〜6月
 

●このプロジェクトを選んだ理由

東浦さんは、マーケティングセミナーを通じてこのインターンシップに出会い、「地域と企業の連携による地域再生」を経営方針の一つに掲げ、マーケティングも学べるこのプロジェクトに興味を持ち、参加を決めた。

●インターン後の変化やチャンレンジ

東浦さんは、インターンシップを通して、「私はあなたに関わっていきたい」という姿を見せると、1.信頼関係が生まれる、2.そのことを強く信じて行動し続けると人は応えてくれる、という2つの体験をした。

インターンシップでの体験を踏まえ、来年度からは大学院で「地域再生」や「教育行政」についてより深く学んでいく予定である。「どんな課題でもコミュニケーションを大切に、お互いに利害関係を超えたいい関係を築きたい。そして、いつかは地元である奈良で、地域を再生する活動に挑戦したい」と話す。

(取材・執筆 吉野 実岐子)

 
長期実践型インターンシップとは?
若者が3ヶ月以上の長期間、企業の実践的な現場で働くこと。
 
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 この事例のコーディネーター
【会津】伝統工芸Genki!/ 株式会社明天
 
 
 
 
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