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インターンは夢実現への第一歩 > 地域での若者人材育成レポート
地域での長期実践型インターンシップに参加し成長した学生の
事例をご紹介します。

2004年度に引き続き、今年度もモデル地域として選出された、チャレンジ・コミュニティ創成プロジェクトモデル団体、山形ベンチャーマーケット(以下、YVM)は、若者によるショップの新規出店支援による中心市街地の活性化を行っている。YVMの2004年度の成果のひとつが、昨年11月にオープンしたバリ雑貨屋「バリサヤ」だ。
YVMのメンバーである、店長の上條さんが暗中模索しながら切り盛りするこのお店は、上條さんにとってのチャレンジの場のみならず、インターンとして参画する地域の若者にとってもチャレンジの場を提供している。
バリサヤでは、今年2月から3ヵ月間、山形芸術工科大学(芸工大)の学生2人、斉藤さんと山崎さんがインターンとして店舗の空間デザインに挑んだ。2人は、教室を飛び出て、「バリサヤ」という実践の現場で自分たちの夢への一歩を踏み出したのだ。

文/吉田 早有理(チャレコミ編集部)


店長にダメ出しするインターン生

「店のインテリアデザインとかやってみたくない?」
ある友人の言葉がきっかけで、2人はバリサヤでインターンとして、空間デザインの実践が出来るということを知った。
もともと、芸工大の学生で、店の内部や雰囲気作りには欠かせない「空間プロデュース」に興味があった2人は、二つ返事でこの申し出を引き受けた。

数日後、2人はオープンから2ヵ月たったバリサヤを訪れてみた。
「なんだこりゃ?」。
棚を見ると、商品が雑然と、なんの規則性もなく置かれている。
「問題山積みだね・・・」

そんな言葉からすべてが始まった。

店長の上條さんは、店を初めて2ヶ月間、バリ風の店作りについてあれこれ試行錯誤してはいたものの、インテリアデザインの道を目指す目から見れば、改善点は多かったようだ。
「初めは、棚より下に商品を置かないとか、基本的なところからできてなかったので、私たちがすごいダメ出しをしていたんですよ。」と、2人は話す。

そこで、彼女たちが始めた一番の仕事はなんだったのだろうか?

「最初の仕事は、店の図面作りだったんです。店に入れば、すぐにディスプレイやインテリアの配置変えができるのかと思ったら、そうしようにも、店舗の図面がなかったんですよ。だから、それを作ることから始めました。ひたすら店のあちこちの長さを図って、図面を作りました。」

それと同時に進めていたのがバリサヤのイメージ作り。ここでも大きな問題があった。

「とにかくかっこよくしたい!という上條店長の希望はあっても、私たちが具体的な提案をしていかなくてはいけませんでした。それで、私たちは柱を茶色に塗り替えること、同色の棚を入れることを提案しました。バリの商品は茶色系のものが多いのに、店の柱を白木にしちゃって、色がぼやけている感じだったんです。柱に色を入れることでラインが出てきて店の雰囲気が引き締まる、と思いました。
しかし、それを伝えても、店長が白い柱に慣れてしまっていて、柱の色を変えることになかなか理解してもらえませんでした」

 

大学の授業が実践に活きる

そんな時、役に立ったのが、大学で習った技術だった。パソコンで、改装後の店舗の様子をシュミレーションして見せた。

「柱を塗ったら、こういう風に雰囲気が変わるということを、パソコンを使って予想図を画像にして見せて、伝え、説得しました。学校で習ったことも、実践ではこういうふうに使えるんだ!!と初めて知りました。」

何度も店長とぶつかり、議論しながらイメージを作っていく一ヶ月だった。
「話し合いのときも、初めは手探りで、自分が思っていることを言っていいのかどうかも分かりませんでした。でも次第に、意識をして自分の意見を言うようにしていきました。いろんな人が関わって、いろんな制約がある中で、一つのものを作り上げていくのは本当に難しい。だからこそ、コミュニケーションの大切さを感じ始めました」

 
長期実践型インターンシップとは?
若者が3ヶ月以上の長期間、企業の実践的な現場で働くこと。
 
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インターン中の様子を話す斉藤さんと山崎さん


バリから直輸入で仕入れられる、カラフルな小物
 
柱の塗り替えも手作業で行った
 
 
 
 
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